人を操るコールドリーディング【営業・マーケティングに活用】
人を操るコールドリーディング
コールドリーディングとは
コールド(cold)=準備なしに
リーディング(reading)=相手の心を読む
つまり何の準備や下調べもなく相手の心を読んだかのようにみせかけるテクニックのことです。
(逆に事前に下調べをしたうえで相手の心を読んだように見せかけるのはホットリーディングと言います)
何も話さなくても相手のことをわかったかのように話すことで、相手は「この人は自分のことを何でもわかってしまう、理解しているんじゃないか」という判断をすることで、話しを聞き入ってしまう、信用しやすくなってしまう人の錯覚心理を利用したものです。
占い師や詐欺師に使われることが多いため、悪い印象をもってしまう人もいますが、営業で使ったり、人間関係で相手との関係を上手くするために使用することをおススメします。
コールドリーディングの第一人者イアン・ローランド氏は、
「相手の考えや感情に影響を与えたいすべての場面において適用できる」と言っており、相手に心を開いてもらうことがコールドリーディングの本質なのです。
コールドリーディング術①
あいまいな表現を使うことで誰にでも当てはまるようにする。
「お金は貯めた方がいいとはわかっているが、ついつい使い込んでしまうことはないですか?」
とてもあいまいな言葉です。誰しもお金を少し奮発して使ってしまうことはあります。
「そう言われてみればあるな・・・」と思われれば成功です。
「~してしまうことがある」という言葉はいつ、どんな状況でも当てはまりうることができてしまう表現です。
相手は自分のことを言い当てられたかのように錯覚してしまうでしょう。
コールドリーディング術②
「あなたは人に優しく接することができる反面、心の中の暴力的な発言や行動が一人の時に現れたりしますね」
というように正反対の性格を同時に提示する方法。
人に全く優しくできない人はいませんし、人にイライラしたりカッとなることが全くない人もいないでしょう。
「自分の性格が見ぬかれた」と感じさせることができます。
コールドリーディング術③
「あなたは現状に不満をもっていますね」
不満がまったくないという人はごく稀でしょう。
自分の中で不満があれば「そうなんです、実は会社を辞めようかと思っていて・・・」とついつい不満や悩みを言いたくなってしまうのも人の心理です。
コールドリーディング術④
人は自分を褒めてくれた人を信じやすい傾向があります。
褒めてくれた人を否定してしまうとその人が褒めてくれた自分をも否定することになってしまうからです。
「あなたは本当はもっと優れた才能があるのに発揮できていないんです」と言われれば、「そうか、やっぱり自分には才能があったのか・・・」と自分の優れた点を褒めてくれた人の話しを聞き入れやすくなります。
何度も自分で使っていくうちに、ビジネス、人間関係、恋愛にも使えるようになってあなたの人生の幸せにつながるでしょう。